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鮮烈なり!3九銀

今でこそ竜王と言えば渡辺明竜王だけど、私の中では第11期竜王戦で勝って竜王になってから3期竜王に君臨した藤井猛九段の印象が強烈にあります。藤井九段と言えば、何といっても将棋界一の四間飛車の使い手。私が崇拝してやまない棋士です。振飛車と言えば、亡き大山康治永世名人の将棋も素晴らしかったですが、私の中ではミスター四間飛車と言えば藤井九段なんです。
全盛を誇る居飛車穴熊に対し、まさに”肉を切らせて骨を絶つ”戦法、自らあみ出した「藤井システム」の印象が強烈です。

さて昨日の出題の図は、第14期竜王戦第2局 藤井竜王vs羽生善治四冠の局面です。▲2二金で詰めば簡単ですが、後手の4八竜が受けに良く効いていて後手玉に詰みはありません。しかし先手玉は△2八金の詰めろがかかっています。


第14期竜王戦第2局

一見、後手の勝ちに見えるこの局面で、藤井九段が指した手は「▲3九銀」でした。
鮮烈なり!3九銀。この一手で、後手は万事休すなんです。

(1)まず単純に△3九同竜と取るのは、竜の自陣への利きが消えます。この瞬間、後手玉に詰みが生じます。一例を示せば▲2二金打△同角▲同金△同玉▲5五角△3三金▲5三成桂△3二銀▲同飛成△同 玉▲4三角△同金▲同成桂△同玉▲4四銀△5四玉▲4五銀△6三玉▲6四銀△7二玉 ▲7三銀成△7一玉▲7二金まで。変化はありますが、いずれも後手玉の詰みです。

(2)△2八金と桂を取り、▲同銀に△1六桂と打つのは、金と銀が入れ替わるため、やはりこの瞬間後手玉に詰みが生じます。これも変化はありますが一例を示せば、▲2二金打△同角▲同金△同玉▲5五角△4四歩▲3一角△3三玉▲4二角成△2二玉▲3一銀△1二玉▲2二金まで。

(3)実戦では△3九金と取りましたが、金がそっぽに行きましたので、この瞬間、先手玉への詰めろが消えます。▲5三成桂までで羽生四冠の投了となりました。

第14期竜王戦では、このあと結局、藤井竜王は挑戦者の羽生四冠に破れ竜王を手放しますが、この第2局は私の心に残る一局になっています。
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自己レスです。

▲5五角と書きましたが、▲4四角の方が早そうですね。一例として、
▲4四角△3三金▲5三成桂 △3二銀▲同飛成△同 玉▲4三角△同金▲4一銀△同玉▲5二銀△3一玉
▲2二銀△3二玉▲4三成桂までかな。
こんなの対局中、絶対に読めない。強い人の頭ってどうなってるんだぁ。

竜王戦だったんですか!^^; ちょとハズイ><
NHK杯戦は欠かさず見てるのですが、この頃はプロの棋譜並べや観戦してなかったのかも^^;

> こんなの対局中、絶対に読めない。

穴熊でよく使う手筋に似ていますね。
穴熊やる人は結構、思いつくかもしんない。

>美代子さん
私もプロの棋譜並べなどしてたわけでないんですよ~。(^^);当時、読売新聞をとっていて、将棋欄でこの手が紹介されていて記憶に残ってただけなんです。将棋好きな人は将棋欄で新聞の種類を決める人も結構いますよね。話は変わりますが、名人戦問題のようなものが起きてしまったのは1将棋ファンとしては非常に残念です。

>Ricoomさん
確かに穴熊の終盤の受けの手筋にありそうな手ですね。
でも、棋譜を最初から再現してみると、あの局面に立たされたときに、最後まで読みきって、3九銀を指すのは私には無理。やはり素晴らしいです。
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Author:Honeys55
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将棋倶楽部24で活動。
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