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いやー驚いた(渡辺竜王VSボナンザ戦)

ねぇ?見た?見た?見た?
今日は私、非常に楽しめました。ホント大満足ですsmile-12
何がって、大和証券杯特別対局「渡辺明竜王VSボナンザ」です!
今日は二つの事に度肝を抜かれました。ホントいい意味で、私の事前の想像を大きく裏切られましたよ。
一つは、今日の特別対局に出てきたボナンザは、すげー強かった。私は強い渡辺竜王が相手では、はっきり言って勝負どころか、鑑賞に堪えうる対局にならない可能性もあるなと思っていました。一方的に終わってしまいつまらないものになるのかな、なんてチラッと考えていました。
それが何と.......ボナンザ大善戦!
結果的には渡辺竜王のプロの貫禄勝ちで、内容的には最後は大差でしたが、今日のボナンザは今までのやつと比べて、ひと回りも、ふた回りも強かったアップロードファイル一時は渡辺竜王相手に互角以上になった局面もあったんじゃないかな。いやー、驚いた。

今回のボナンザはチューニングと呼ぶには、レベルが大きく違うと思った。バージョンが違うと言っていいくらいのものだった。開発者の保木さんがインタビューで答えていたけど、今回はハード的なアプローチとプログラム面での大きなアプローチがあったみたいだ。
まず、ハード的なアプローチだけど、中継Blogの写真を見ていて、WindowsタスクマネージャのCPUの使用率を表示している写真があったのだけれど、それを見て、びっくらこいだよ(笑)今回使われたマシンは何と8コアマシンだ。8つのコアで、ばりばりに並列演算をかましているよ。保木さんの話では、このマシンでは1秒間に400万局面をボナンザは読んでいるそうだ。1秒間に400万局面だよ!気が遠くなる....

ここによると今回使われたマシンスペックは下記のような化け物マシンだ。
製品名: RC Server Calm2000 Clovertown Edition, RealComputing, Inc.
ケース: 2U静音水冷式ラックマウントケース
CPU: Intel Xeon X5355 2.66GHz 8M FSB1333 FC-LGA6 Clovertown x2 (8core)
M/B: Supermicro X7DBE 'RC Special
Memory: 8GB (1GB PC2-5300 ECC REG FB-DIMMx8)
HDD: 160GB 7200rpm/8MB/S-ATA
OS: Windows x64 Edition

もうひとつは、プログラム面でのアプローチ。
ご存知の人が多いと思うけど、ボナンザには他の市販将棋ソフトにはない思考アルゴリズムが採用されている。それが”全幅探索”という手法。この手法では、すべての可能な指し手を”しらみつぶしに”調べ上げることによって局面の最善手を予想する。一方で、これとは対照的に、他の主要な市販ソフトの思考アルゴリズムは”選択探索”に基づいているといわれる。これは戦略的に重要と思われる手を重点的に調べる手法。(このあたりの内容はボナンザの開発者の保木さんが情報処理学会誌2006年8月号で詳しく発表されているので、興味がある方は、情報処理学会誌をご覧ください。保木さんの論文を情報処理学会のHPから、有償でダウンロード購入することもできます。)
全幅探索VS選択探索の議論にはまだ結果が出ていないそうだが、保木さんの対局後のインタビューによると、今回のボナンザは”全幅探索”だけでなく、一部のアルゴリズムに”選択探索”を加えたものらしい。言わば、プログラム面でも、大きく改良が加えられたバージョンであるらしい。

兎にも角にも、今日のボナンザは強かった。
昔、出始めたばかりの頃のコンピュータ将棋を知っている人なら、コンピュータがプロ棋士に勝つなんて、夢物語でしかないと思った人も多いと思う。私が生きているうちに見られるかどうか。はっきり言って、出始めの頃のコンピュータ将棋はそんなレベルだった。
それが、今日の対戦では考え方が大きく変わった。コンピュータが人間のプロに勝つ日も、実はそんなに遠い日のことではないとしみじみ実感した。

一方で、今日、度肝を抜かれた二つ目。
コンピュータ将棋をここまで、褒めておきながら、今日、改めて驚愕したのは、渡辺竜王の強さ!その強さたること、鬼の如し!
今日は私は我がマシンでフリー版のボナンザを走らせながら観戦していたのだけれども、終盤のボナンザの評価は、ボナンザ良しの局面が続いていた。
ところが....終盤は駒の損得よりスピード!
渡辺竜王の読み筋は、ボナンザの読み筋に全くないものだった。
1秒間に400万局面を読むというボナンザですら、読めていない手を竜王はばんばん繰り出してくる。コンピュータ将棋の進歩には、素直に驚いたが、それ以上に渡辺竜王の頭の中はいったいどうなっているんだと改めて思った(笑)トッププロのような人間の持つ存在能力の高さというものは、私のような凡人の想像をはるかに超えたところにあるようだ。

今日は面白かった。満足、満足アップロードファイル
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あー、見逃した。私としたことが、これどかに棋譜ないですか?見たいです。

完全に忘れてました><
今いろんな所回ってきたんですが、凄く面白い内容だったみたいですね^^;;
マシンスペックは見てもよく分かりませんが、
>このマシンでは1秒間に400万局面をボナンザは読んでいるそうだ。
 これは凄すぎますね@@
 よく佐藤棋聖の緻密流の凄さを表す為に「1億と3手読む」なんて言われますが、ボナンザは30秒将棋で本当に1億手以上読んでるんですね@@

師匠にメールで棋譜送って貰って見てたんですが、超難解な終盤だったんですね。101手目▲同馬としていたら、竜王どう寄せたのか興味津々。
これを見逃したのは痛すぎ><

とても面白かったです(^^♪

>将棋道楽家さん
将棋ソフトの切れ味鋭いレビューを書く将棋道楽家には是非、見ていただきたい対局です。詳しい棋譜は大和証券杯ネット将棋HP(http://www.daiwashogi.net/)で解説つきのものが見られます。このサイトは会員登録が必要ですが、簡単な登録で無料ですし、これからの大和証券杯ネット棋戦も行われますので、登録しておいて損はないかと思います。


>美代子さん
私もあまり期待しないで、見てたのですが、予想以上にボナンザが大善戦したので、途中からどきどきしながら見てました。棋譜だけでなく、対局中の様子も動画で中継されて、現地に行かなくても現地の雰囲気を十分に楽しめました。
>ボナンザは30秒将棋で本当に1億手以上読んでるんですね@@
ホントだぁ...凄すぎる。

>101手目▲同馬としていたら、竜王どう寄せたのか興味津々。
おお!流石、美代子さん!一瞬で際どいところを見抜きますね(^^♪
これ、私、わからなかったのですが、渡辺竜王のブログ(http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/)の3/22の記事で解説されてました。後手は桂馬ゼットの型なので、桂馬さえ渡さなければ、逆転はないようです。
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Author:Honeys55
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生粋の振飛車党。
将棋倶楽部24で活動。
Rは三段2000~四段2100前後。
将棋以外の趣味は映画・パソコン・株・スキーなどなど。

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