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NHK杯史に残る大逆転劇(今日のNHK杯羽生2冠VS中川七段)

ねぇ、見た?見た?見た?今日のNHK杯!
私は久しぶりに大感動させてもらいました。アップロードファイル
解説の加藤九段も言ってましたが、本日の1局はきっと、NHK杯の歴史に残ると言っても過言ではない大逆転劇でした。未だにその驚きと最後の最後まで諦めなかった羽生2冠の勝負に対する姿勢に大感動しました。
10/14 NHK杯戦2回戦第11局 羽生善治2冠VS中川大輔七段の一戦です。
解説は加藤一二三九段。

今日の将棋は誰もが羽生さんの必敗だと思ったと思います。
私も最後の方では、羽生さんが投了せずに指し続けているのに驚いたくらいでした。
しかし、羽生さんは最後まで諦めなかった。。。。。そしてドラマが起こりました。

20071014_124_001.gif
局面は△64飛と王手馬取りに打たれたところ。攻め駒の馬を抜かれては銀2枚で後手玉は寄らず、私はここで、”今日は羽生さん勝てないな”と思いました。▲66馬と引いても△75桂と打たれ、▲56玉としても△67銀があります。

20071014_124_002.gif
しかし、ここから羽生さんの驚異的な粘りが始まりました。
▲65銀!
凄まじい受けの勝負手です。
以下、△84飛▲74歩(▲41金をとられたらゲームセットなので、それを防ぐ)△75銀▲66銀△77歩成▲同玉△68角▲同玉△66銀と進みました。

20071014_124_003.gif
素人の私にはもう受けても一手一手に見えましたが。。。。
以下、▲59玉△81飛▲77桂(ここで▲63角が見えるが、飛車で41の金を取って△68銀打から即詰みがある)△68銀▲同玉△67角成▲59玉△77銀成となって次の図。

20071014_124_004.gif
この図になって流石にもう羽生さん勝てないなと思いました。詰めろなので▲77同金しかありませんが、馬で金をとったあと、△87飛成から詰めろが続く形。万事休すと思いましたが。。。。
▲77同金△同馬▲49玉△87飛成となって次の図。

20071014_124_005.gif
次が後手の番なら△89龍まで。
しかしながら、ここで羽生さんの苦しい中での勝負手が出ます。

20071014_124_006.gif
▲98角!
△89龍を防ぎながら、遠くは後手玉を睨む角。凄い手を打つなぁと思った。でも、羽生さんが苦しいのは変わらない。以下、△88龍▲54銀△33玉▲26飛△99龍▲38玉(ここで▲89銀と受けに駒を使うようではそこでもうダメ)となって次の図。

20071014_124_007.gif
△26歩と飛車を取って、先手万事休すと思われた瞬間だったが。。。

20071014_124_008.gif
▲22銀△同金と進んだあたりで、中川7段の勝ちを信じて疑わなかった解説の加藤一二三九段から驚愕の声がもれる。
「あれっ、これは。。。。。」
▲43銀成△23玉▲24歩△同玉▲36桂△23玉▲24歩

持ち駒に歩の1枚でも足りなければ詰みはない。ぴったりの詰み。
信じられない大逆転劇!
ここで中川七段は投了となった。本人も負けたことが信じられなかったのではないだろうか。

「トン死」という言葉があります。
将棋の世界ではよく使われる言葉で、必勝の将棋でありながら、うっかりの見落としで、自玉があっけなく詰んでしまうという意味で使われる言葉と思います。
私はこの言葉が嫌いです。なんとなくですが、トン死というと、相手のうっかりミスでラッキー勝ちみたいな印象を与えるからです。「トン死」を引き寄せるのも、ラッキーなのではなく、最後の最後まで諦めない勝負に対する姿勢が、大逆転勝ちを呼び込むんだと思ってます。

「あきらめたらそこで試合終了だよ」
有名な安西先生の言葉を正に思い出した一戦でした。
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見ました。私も誰かに話したくてうずうずしていました。さすが、管理人さん解説が細かい。でも、本当に凄かったですね。羽生2冠の9八角を見たとき、羽生さんに勝つことは、本当に大変だと思いましたが、中川さんが勝つと思ってました。羽生マジック、羽生にらみとか色々な言葉はありますが、プロとしてただ「あきらめない」それにつきると思います。それが、あの時間のない30秒の中で最強の受け、最善の1手を絞り出させるのではないでしょうか?今日は、ありがたかったですよ。
久々にHoneys55さんのNHK杯の感想も聞けましたしね。この1局は今後「伝説の大逆転」と呼ばれますかね?

将棋道楽家さん
いやー、凄い戦いでしたね!(^^)! 私も話したくてウズウズしておりました。それにしても、あの30秒の秒読みの中で、よく勝負手を連発できますね。
”伝説の逆転劇”ですか。カッコイイネーミングですね。またもや羽生さんの伝説に新たな1ページが加わった気がします(^^♪

興奮しましたね

最後の最後の大どんでん返しだったと思います。対局相手の中川七段のみならず、あの勝負を見た他のプロも「羽生さんに勝つのはこうも大変な事なのか」を思い知ったことでしょう。その羽生さんを破ってJT杯決勝に進出された森内名人も凄い。

でも加藤先生の熱気あふれる解説が、あの逆転劇に花を添えた感じもありますね。

今までNHK杯史上の最大の逆転劇は大山-加藤戦の8八金、同角成かと思うのですが、これは一手のポカですから、衝撃度・印象度は今回のが一番かと思います。

昨日の録画は永年保存ですね。間違いなく。

私も!

見ました!
いつもは主人と一緒に見ているのに、昨日は一人で話し相手がいなくで残念でした。(夕方帰ってきた主人に熱弁をふるったのは言うまでもありませんが)
めちゃ興奮しましたね。
やっぱり羽生さんは魅せますねぇ。
そして解説が加藤一二三さんだったから尚更おもしろかった。
感想戦なかったのが残念。

Honeys55さんの解説参考にさせていただきます。
ありがとうございま~す!

これぞドラマ!

ケンチャンアさん
ほんとですよね。「羽生さんに勝つのはこうも大変な事なのか」と思った他のプロの方も多いと思います。私もそう思いました。
>加藤先生の熱気あふれる解説が、あの逆転劇に花を添えた感じもありますね。
まさしくそうですよね。加藤先生の解説にも引き込まれました。加藤先生と言えば、いつも熱血解説で好きですが、羽生さんが指した「伝説の5二銀」の時の相手でもありますよね。なにやら只ならぬ運命めいたものを感じますね。
>昨日の録画は永年保存ですね。間違いなく。
残念ながら、私は録画してなかったんです(T_T)。残念!

先崎ファンさん
はじめまして!コメントありがとうございます。
私も手に汗握りましたし、興奮しました。最後1枚も駒が余らずに詰みにもっていったところも、ほんとドラマだよなぁ って思っています。きっと、多くの将棋ファンがドキドキだったと思います。歴史に残る新たな伝説の1ページを生で見れた気がします。また遊びに来てくださいね。これからもヨロシク(^^♪
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Author:Honeys55
将棋好き。
生粋の振飛車党。
将棋倶楽部24で活動。
Rは三段2000~四段2100前後。
将棋以外の趣味は映画・パソコン・株・スキーなどなど。

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